雛瀬夜架の感想綴り帳

漫画を読んだ感想等を主に書いていきます。

まちカドまぞく38丁目感想※ネタバレ注意!

こんにちは、雛瀬です。ブログでは半年ぶりみたいですね。

 

先月発売のきららキャラット2017年8月号掲載のまちカドまぞく38丁目がいろいろ衝撃的で、この先の展開はどうなるんだろうかといろいろ考えたりしたので、久々に記事を書こうと思った次第です。なおタイトル通りネタバレを多分に含むので単行本で読んでる人は9月の単行本発売まで待つことをお勧めします。

  まずはさかのぼること37丁目ですが、早くも千代田桜が登場するとは思ってませんでした。あくまでシャミ子の記憶をたどるのが目的でしたし。

 で38丁目ですが、桃が真顔で生き血を与えようとしてるの、自己犠牲精神が半端ないです……いつからこんな感じになってたんですかね……

 コアがシャミ子の中にある説はだれかフォロワーさんが言ってた気がしますがその通りでした。それにしても桜のコアがシャミ子に埋め込まれてるシーン、想像してたより重たかったです。シャミ子は病弱だったとかそういうレベルではなかったんですね。その時のシャミ子もあってか今の良子がいるといえそうです。そんな話の中でも桜の強引な切り替え力とか記憶を探す方法の根性論みたいなところとかを交えて重くしすぎてないのはさすがだと思います。安心して読めますね。今の桃が筋トレ魔法少女になってるのも桜の影響を多分に受けてそうな気がします。

 桜がまだコアになってない頃は桃は桜の性格に振り回されていたのかどうかは気になりました。そのあたりの桃と桜の過去の話もいずれ出てきたらと思います。でも桃の口から語られることは当分なさそうですかね……

 53ページの最後、桜の「桃ちゃんはもう…私より町より自分より大切なものができたみたいだから」ってセリフはいろいろ考えさせられました。シャミ子と出会った頃は、桜を探すためにまぞくと接触していて、シャミ子に生き血を取られたときは町を守りたいと言っていて、気がついたらシャミ子のことが最優先となっている、という変化を思わせるセリフだと思います。シャミ子が無意識のうちに桃の気持ちをここまで変えてきたと考えるとなかなか良いですね(語彙力の欠如)。ただ、このセリフを言ってるコマで桜の顔が分からない、というのが非常に妄想の幅を広げる要素になっている気がします。桃にとって笑顔になれるくらい大切なものができたことへの安心か、自分がいなくてももう大丈夫になったことへの寂しさか、はたまた桃を笑顔にできるシャミ子に対する嫉妬か……。全部混ざってるかもしれませんね。そういえば桃はシャミ子が桜にあったという事実を聞いたらどんな反応するんでしょうか。

 この話で一番の衝撃といったらやはり桃が闇堕ちしたことだと思います。いくらシャミ子を助けに来るためとはいえ、急展開すぎますし、そもそも2巻最後でシャミ子が勝つまでは眷属にならないとか言ってたはずなんですが。それ以降で桃の気持ちがかなり大きく変わりましたね。やくそくりっぷの影響が大きかったんでしょうか。

 さて、感想は以上ですが、まだこの話で不明な部分もあります。1つ目は桜が消える前にシャミ子にしたお願いの内容ですね。多分これは明日の39丁目で明かされるのではないかと思いますし、さっぱり見当がつかないので保留ということで。

 それよりも桃がシャミ子の眷属になったことによる影響が気になります。まず、桃がシャミ子の眷属になることで桃が弱くなってしまうというところですね。2巻最後で桃が眷属にならなかった理由がまさにそれですし、今後桃がさくらが丘を守っていけるかどうかは気になります。いくら桃が物理的に強いといっても、他所から魔法少女やら攻撃的な魔族やらが来たら町を守れるのか心配です。あとは、これもフォロワーさんのツイートの受け売りですが、桃がシャミ子の眷属になったことについてミカンはどう思っているのかも気になるところです。ミカンのシャミ子に対する心情も変わったりしてしまうのか。ミカンはあくまで桃の助っ人なので、ミカンにとってはシャミ子より桜や桃の方が大事なんじゃないかと考えるとちょっと雲行きが怪しい気もします。

 何はともあれ、3巻分が終わってもヨシュアさんの封印の謎がありますし、桜も現実には登場してないですし、今後も楽しみです。4巻分に入ったらまた杏里ちゃんとか白澤さんとかリコ君にも会えますかね。

 

ではまた。